「龍作」CD評

龍作」CD  パーソナリティ/花田聖子

今日は精神的にヤワじゃないから、勇気を出してCD聞こう!と、恐々かけたんです。
( 色々アルバム頼まれて裏切られる事も多くてね。生意気かも知れませんが、良い人でも作品は良いとは限らないし、目指しているモノやテクニックがチープだったり、本気さ加減が甘っちょろかったり…。しがらみだけは避けなければ自分に嘘をつく事になるし、責任持てない事するのはリスナーさんを冒涜する事にもなると考えていて)

今、聞きながらこれを書いています。
6曲目「ダウンタウンブルース」が流れてきています。
思いがサウンドに込められている愛が伝わってきます。

幕開き1曲目の前奏が流れてきた時、確信しました。
「おっ、これはいけるぞ!」と。

声の出し方も気負わずに、龍作さんの良さが生きている感じでGOOD
2曲目「東京―横浜」を聞き、「ああ、バラードも聞きたいな」と感じていたら、3曲目「マザーソウル」
いま、7曲目「ランブリンバンド」なんといってもsoundが垢抜けているのでノリノリ気分です。

今回の作品は、龍作さんならではのオリジナリティに満ちてる印象。
歌声に無理や背伸びがない自然体を感じます。( 批評家でもないのに生意気でごめんなさい)

「遠い夏」流れています。
9曲目「Woo Baby」
聞きながら、chorusもレベル高いですよね。ソウルフルです。
札幌夏の大通りビアガーデンに流れててもいい感じ。
どこかのビアガーデンやビアホールで使ってもらったら良いのでは?
CD
も置かせてもらってさ。
知り合いの焼鳥屋さんとかでもお酒が楽しく美味しく飲めるサウンドです。
気持ちよく楽しく元気もらえるサウンドって、簡単そうで難しいものだと思います。
Simple is best
になっているのではないでしょうか。
龍作さんは優しいから、みんなに元気になってもらいたいのではないでしょうか。
だからこのアルバムは独り善がりになっていないのでしょう。きっと。

ラスト『永遠の月の下』が流れてきました。
声は楽器、そして声はその人の人生を表すモノかも知れない。顔と同様に。耳で聞いた時、嘘がバレるのが声であるのかも知れないね。声色って言うし。
ありがとうございました。
新作アルバムを贈ってくださって。
感謝

龍作CD評 MARK

「龍作」聴かせて戴きました。
昨日私の許へCDが届いて、既に4回も聴いてしまいました。

1stアルバム「荒塊」マキシシングルの「BEAT LIFE」の時もそうであったように私にとって心地よいと感じられるメロディ、サウンド、詞の世界、コーラス、そして龍作さんのボーカル、とすべての要素が含まれているのです。

2曲目の「東京-横浜」は2001年の龍作さんのライブの時に既に披露されていた楽曲ですが、私は2005年のマキシシングルにこれが含まれていない事を不思議に感じていました。
もしかしたらライブでだけ聴くことが出来て、音源には収録されないのではないか?と思っていただけに今回のアルバムに収録されているのは大変嬉しい事です。
アレンジも2001年のライブの時よりも、より完成されたものになっていると思います

龍作さんの音源を聴かせて戴いていつも感じるのはどの作品もとても丁寧に制作されている、と言う事です。
それは詞、曲、アレンジはもちろんの事、ミキシングに至る部分まで細心の注意が払われて、リスナーにどうアプローチすれば一番心地よく聴いてもらえるか、と言うことを常に心がけて制作されているように感じます。
各楽器のサウンドのバランス、音質、コーラスの被り方、そしてメインボーカルの目立たせ方、そのどれもに細かい注意が払われて完成度を高くしていると感じます。龍作さんの音楽に対する真面目さを感じずにはいられません。

1stアルバム「荒塊」と比較すると楽曲のバリエーションが増えてゴージャズな雰囲気や、底抜けに明るい雰囲気を感じることも出来るのですが、そんな中にも音楽に対する真面目さ、細心の注意と言うものを感じることが出来る、非常に良いアルバムであると思います。

私の場合、特にここ最近は自分が気に入った音楽は集中的に飽きるまで繰り返し聴き返し、逆に心の琴線にまったく触れて来ないような音楽の場合は折角お金を払って購入したCDでも1回聴いたら何年も聴かない、下手をすれば私が死ぬまで聴かないであろう状態になります。
龍作」はまさに私にとって、前者の集中的に繰り返し繰り返し聴き続けていたいCDなのです。

「荒塊」から14年、「BEAT LIFE」から10年もの歳月をかけてようやく生み出された「龍作」。
このアルバムにはそれだけの月日をかけただけの値打ちが存分に詰まっていると思います。
14年と言う月日を経ても変わることのない龍作スピリッツと、14年と言う月日を過ごした中で得られたエッセンスがうまく融合されて絶妙な聴き応えを醸し出していると言えるアルバムだと私は思います。
太い芯が1本通っていて、それでいて独特の優しさ安らぎを感じられる龍作ワールド、これからも私の心の琴線に触れてくれる事でしょう。このアルバムを送って下さって、本当に有難うございます。
 
まだ聴いていない方にも、是非聴いて欲しいと思います。
 
 
 

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